2012年 10月 04日
その2から続く 夜半から早朝にかけて雨がパラパラ降っていたので テントでうだうだしていて起きたのが5:19 外はどんより小雨で期待したモルゲンロートは不発。 昨日の残りのゴハンとラーメンの朝飯食べてると 雨はあがて少し晴れ間が 6:50 テントは張りっぱなしにして奥穂にむけて出発 荷物が軽いっていいな~ ザレた斜面をトラバースしていきます。 獅子岩のあたりで休憩。 岩だらけのザイテングラートを抜けると ガスの彼方に白出のコルに建つ穂高岳山荘が見えてきました。 8:57 穂高岳山荘着 目の前の奥穂高山頂を目指します。 ちょっと見にはこんなの登れるんかと思うくらいの 傾斜ですが、 危険箇所には梯子があるので大丈夫です。 この取付きの梯子が高度感もあって少し緊張します。 遠くに笠ヶ岳が見えます。 こういうのが見れるからしんどい思いした甲斐がありますね。 西穂へ向かうジャンダルムも見えます。 ここは日本でも最難関ルートになっています。 いづれ縦走してみたいっす。 ほんでもって9:40 奥穂高岳山頂です。 3190m 日本3位です。 人生初の3000m峰です。やりましたです。 山頂は晴れてますが、ガスがかかって展望はないです。 槍ヶ岳は見えません。 少し休憩して下山です。 10:30 穂高岳山荘に戻ってきました。 今度は向かいにある涸沢岳に登ります。 どうも昨夜の悪寒がきいたのか 風邪っぽいです。少し頭痛がするのと なんとなくだるい感じです。 下の方からガスが湧いてきます。 道はザレていますが、危険な箇所もなく 11:00 涸沢岳 3110m登頂 (地図では3103mとなっています。) 今日二つ目の3000m峰です。 ここで11:00 ここからきた道を戻るか北穂に向かうか 地図とにらめっこで思案です。 涸沢岳~北穂高岳のルートは結構危険箇所 が続くみたいです。 北穂方面からきた人に聞いてみると、 「怖かった」言う人から「楽勝」という人まで 様々でした。 北穂経由で涸沢まで降りると、4,5時間はかかるみたいです。 そうすると涸沢につくのは夕方になってしまいます。 微妙な時間ではありますが、駄目そうなら戻ればいいや ということで、北穂に向かうことにしました。 涸沢岳からの下りはいきなりの急降下です。 落石にも注意です。 涸沢カールです。 ガスってきました。 約2時間ほとんどこんな岩場が続きます。 難所ではありますが、恐怖感を感じるほどではありません。 マーキングもしっかりしてあり、要所要所には鎖があるので 慎重に行けば問題ありません。 ただアップダウンも激しく体力は消耗します。 もしマーキング無しで自分でルートを見極めながら 登るとなると3倍は時間かかりそうです。 それと強風、降雨時は数段難易度があがります。 悪天候時はあまり行きたくないですね。 で、12:50 北穂分岐到着。 ここからは危険箇所はありません。 13:00 北穂高岳登頂 本日3つ目の3000m峰頂きました。 展望はまるで無しです。残念ながら槍ヶ岳も見えません。 小屋のテラスで少し休憩。 ここからの眺めは最高らしいですが。 小雨も降ってきたので、涸沢へ下ります。 北穂から南岳に向かうルートも難ルートみたいです。 見えてるのが飛騨泣きと呼ばれている箇所でしょうか? ギザギザで確かに厳しそうです。 雨も本格的になってきました。 北穂から涸沢へ下るルートはかなり急です。 登ってくる人は皆さんあえぎながら登ってきます。 涸沢のテント場が見えてからがまた長ったです。 涸沢まであと30分ってところで ふと気づくとルートを示すマーキングが 全く無くなってることに気づきました。 どうも違う沢に入ってしまったようです。 時刻は15:30 このまま下っても帰れそうですが 最後の最後で崖になってて降りれませんとなると 日が暮れてアウトなので、マーキングがあるところまで 戻ることにしました。 ところが登っても登ってもマーキングは見つからず 沢の源頭まで登ってしまいました。 ここは間違いなく通ってないです。 本ルートに戻る分岐があるはずなんですが、 それらしい分岐は見当たりませんでした。 簡単に戻れると思ってたので、 本気で狐に化かされたのかと思ってしまいました。 仕方ないのでまた沢を下ります。 途中でかい岩の上に乗ってみると ヤブの向こうに降りてくる登山客が見えました。 やれやれ、やっぱりひとつ隣の沢に入ってしまっているようです。 さらに下ると分岐があってそこを少し登ったところで 登山道に戻れました。 この分岐は登り返した時には間違いなく 見なかったので、この分岐より上で間違った 沢に入り込んだはずですが、どこで間違えたのか 分からないんですね。 もう、それを検証する気もなく あとは登山道を降りて戻りました。 そのままヒュッテで水の補給。 で、16:18 涸沢のテント場着。 疲れた~、最後の道迷いで30分は かかりましたね。 とりあえず、飯作る気しないので、 テントで寝そべっていると、水場に グローブを忘れたことに気づきとりに いきましたが、そこには無く、ヒュッテで 聞いて忘れ物の届けはないようです。 うーん、しまったぼんやりしてた。 まあ、下山したあとで良かった。 で、晩飯は早ゆでもマカロニにレトルトのミートソースにソーセージです。 テント場の夜景。 18:00で外気温は5℃ テント内は9℃ 今日は昨日のようなことはないよう まず、ザックからスパッツまで動員して 地面を平にしてフリースにダウンを着てシュラフ に潜り込みました。 まだ少し頭痛が残っていたのでバッファリン飲んで 寝ました。 寒くも暑くもなかったです。 その4に続く。
by gucchi-gt
| 2012-10-04 22:24
| 山歩き
|
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Comments(0)
Tracked
from 心のカケラ(2004.1..
at 2012-11-02 19:53
タイトル : 美しい自然
禁断の地、上高地へ、そして奥穂高、涸沢岳、北穂高縦走 その3 若いころ、こんな風に山登りをしたいとはとんと想いませんでした(笑) この歳になって、もっと行っておくのだったなあと思うことが多くなりました。 上高地はずっと昔に一度だけ卒業旅行で行って、とっても感動しました。 また行きたいなあと思った場所ではありますが、そのままになってしまいました。 こうして自然の美しい画像を拝見すると、本当に清々しい気持ちになれますね。 ぐっさん、有難うございます^^... more |
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